14人が本棚に入れています
本棚に追加
/53ページ
「教えて下さい。何があなたを縛っているんです?」
大悟は急に敬語になった少年を目を丸くして見た
「死ぬ事を拒んで下さい!何も無くなる事を恐れて下さい!!あなたには明日があるんですよ!」
少年は噛み付きそうな勢いだ。だが、口調は穏やかだった。
「それでも明日を拒むなら…」
そう言い続けた少年は大悟を指差し
「先生に言いつけるぞ!!」
と言い残し裏路地から姿を消した
最初のコメントを投稿しよう!