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ーーーとある酒場
レトロな雰囲気の酒場……
ここはさっきのごっつい奴の経営する普通の酒場
「思うんだけどさ」
「なんでぇ?」
そこの台所……っていうか調理場か、そこであたしはじゃぶじゃぶ、カチャカチャと水をかき混ぜ皿を洗う
「あんまり乱暴にすんなよ?
そんなに皿洗いが好きだってんなら、いつ までもやらせるぜ?」
「うっさいなぁ……
ちょーっとツケ頼もうとしただけなの に……」
「仕事してから言いやがれ、バカ野郎
第一てめぇ、魔法も使えねぇだろう?
そんなんでどうやって金を稼ぐんだよ?」
うぐ、痛いところを……
「それはあれよ」
洗い終わって蛇口を閉める
手から水気を飛ばしながら得意気に
「この運動神経と美貌ってとこかしら?」
そう言ってせくしぃポーズ これでも見てくれには自信があるのだよ、え へん!
しかもスタイルも悪くないと自負してる!
「色気……ねぇ 何でも良いが、お前経験あるのか?」
「んにゃ?けーけん?」
「生娘じゃなかったっけ?って意味だバカヤ ロ」
要は……
「なな、何聞いてんのよセクハラ親父!」
「色仕掛けしようって奴の言葉たぁ思えねぇな……」
「う、うっさいっちゅーねん!」
さっきからセクハラしかしてないこの親父は アイゼン
アイゼン・カウフマン
「誰がセクハラだ、色使うのはまだまだお前にゃ早いだろうが、バカ野郎」
「バカバカ言うな……」
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