あらすじ

3/18
18人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
決戦の地“くさいきんたまスーパーアリーナ”に到着したもも子を待っていたのは、彼女にウンチくんをけしかけた張本人であるお下劣ファイター・下ネタ侍オゲレツ斎であった。 彼はもも子に、今大会で仲間として共闘してほしいと言う。何故なら彼には、どうしても倒さなければならないお下劣ファイターがいるからであった。 その男とは、今大会に参加するお下劣ファイター“北内雲黒斎(きたない うんこくさい)”。雲黒斎は昔はオゲレツ斎と無二の知己であったのだが、下ネタに対する価値観の相違から今では敵同士となってしまったという。 下ネタは心を豊かにする言葉の宝物であると主張するオゲレツ斎に対し、雲黒斎は反発。彼は下ネタを世界征服に使う武力として考えており、オゲレツ斎の生ぬるい考え方に辟易としていた。 雲黒斎が狙うのは、今大会の優勝商品である“オゲレツ大百科”。オゲレツ斎の先祖がかつて記したというその書物には、過去から現在に至るまでのこの世の全ての下ネタが記されているという。 もしこれが雲黒斎の手に渡ったら、とても良からぬ事に利用されてしまうに違いない……。そう感じたオゲレツ斎は、何とか彼の野望を阻止しようと、相棒であるウンチくんにもも子の拉致を命じたのであった。 ウンチくんが得た情報によると、雲黒斎は2人の腕利きのお下劣ファイターを手下として引き連れ、大会に参加していると言う。そこでオゲレツ斎は3人の敵に対抗するため、こちらも3人のお下劣ファイターを揃えたかったのだ。 数多のファイターの中から彼女を選んだのは、彼女が最も下ネタを愛する女であるということ。真っ向から否定するもも子であったが、結局もも子は無理やり彼らと共に大会参加させられるハメになってしまった。 オゲレツ侍・オゲレツ斎、薀蓄の貴公子ウンチくん、そしておなら噴射の使い手大ピンチもも子の3人は、いざ意を決して大会開催を待つ!
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!