あらすじ

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第2ステージ終了後、自身の必殺技の威力に不安を感じたもも子は、オゲレツ斎に相談する。彼はパンツを脱げばおならの爆風を遮る障壁は無くなり、勢いのある放屁が出来ると説いたが、もも子は羞恥心のあまり彼の献策を聞き入れようとしなかった。 しかしそれを聞いたウンチくんは、持ち前の薀蓄でもも子に入れ知恵をする。「女性物の下着作りに造詣の深いお下劣ファイターが、今大会に参加している」と。彼に通気性の高いパンツを作ってもらうことが出来れば、パンツを履いたままでも威力のあるおならが放てる可能性があると言う。 そのファイターとは、女装が趣味の変態頑固職人“ガールおじさん”。もも子は彼の居場所を突き止め、新しいパンツを作ってもらいに会いに向かった。 その頃ある1人の女性お下劣ファイターが雲黒斎の元に戻った。雲黒斎の右腕である彼女は、第2ステージで第1位。第1ステージと合わせ暫定1位の好スタートを切っており、それを雲黒斎に褒めてもらおうと報告に来たのである。 しかし雲黒斎は卑劣にも彼女を殴り飛ばして叱責する。雲黒斎いわく、「標的にされると後で面倒だから、各種目で5位以内には入るなと言った筈だ」と。酷い扱いを受けた筈の彼女であるが、雲黒斎に対する強い忠誠を持っているため、潔く謝り今後のさらなる忠義を誓った。 一方ガールおじさんの元を訪れたもも子であったが、既に先客がいたため、もも子は物陰に隠れて2人の会話に耳を澄ます事にした。 先客は大人の女性で、もも子同様ガールおじさんに依頼に来ていた。「我々と共に崇高な思想を体現しよう」と語り、彼を味方に引き入れようとする女性であったが、頑固なガールおじさんは自分の作る下着を悪用されるわけにはいかないと固辞する。女性はひとまず諦めるも、また来ると言い残して去って行った。 その後もも子は二番煎じながらもガールおじさんに強化パンツの作成を依頼するも、冷たく突き返されてしまう。それも「お前さんにゃあ下ネタに対する愛が足りねェ。出直して来な」という辛辣な言葉と共に。 結局新しいパンツを手に入れられなかったもも子は、自身のおならの威力に対する不安を拭えないまま翌日の第3ステージに進まなければならないこととなってしまった。
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