第3話 『きまぐれな時間』
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――― ――――― ―――――――― ある晴れた休日。 ポカポカした秋晴れの午後。 樹利はコロンと共にソファーに腰を下ろして寛ぎつつ、シンが描いた小説に目を通し、 その対面でシンが落ち着かなさそうにモジモジと目を泳がせていた。 「お茶が入ったわよ~」 可愛は焼きあがったばかりのメープルクッキーをカゴに入れて、リビングのテーブルにそっと置いた。
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