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その言葉に可愛は「殺人事件がないなら読んでみる」と頷き、シンは嬉しそうに顔を緩ませた。
樹利は読み終えた紙をトントンと整えながら、シンを見た。
「にしても、いつも紙が勿体無いよな。
お前もりおちゃんみたいにケータイ小説でも始めればいいのに。そしたら、わざわざプリントしなくたっていいわけだろ?」
「そうそう、ケータイ小説は手軽でいいと思うな。
それにほら、限られた人じゃなくて、色んな人に読んでもらえるじゃない」
続いてそう言った可愛に、シンは『うーん』と唸りながら腕を組んだ。
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