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「そうなんだ、可愛さんも描いてみたら?」
そう尋ねたシンに、可愛は目を丸くした。
「無理無理、絶対無理。
ブログでいっぱいいっぱいなくらいだし、読んでる方が楽しいもの」
「俺も可愛が描いたら読みたいな。うんと濃厚なシーンを」
そう言って可愛の頬に手を触れた樹利に、シンはゴホンと咳払いをした。
「まったく、孫の前でイチャつかないでよ」
「失礼」
と三人が声を揃えて笑い合っていると、キッチンの勝手口がパタンと開き、
「お邪魔しまーす」
とルカが姿を現した。
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