26699人が本棚に入れています
本棚に追加
そう言ってリビングを出ようとする可愛に、ルカが慌てて手を伸ばした。
「あ、ううん、大丈夫。
僕が取りに行くよ。倉庫の棚のところだよね?」
ルカは樹利の膝から飛び降りて勢いよく廊下に出て行き、
「僕も倉庫に行くよ。
ライム漬けの瓶、ルカには重いかもしれないから」
とシンが続いてすかさず立ち上がり部屋を出て行った。
リビングに残された樹利と可愛は互いに顔を見合わせ、「優しい子達」と微笑み合った。
最初のコメントを投稿しよう!