第3話 『きまぐれな時間』

22/27
26660人が本棚に入れています
本棚に追加
/2141ページ
鼻息荒くそう言ったルカに、皆は「そっか、そうだよな」と頷いた。 「そう思えば、雄太はすげーよな。 前に『何か国語話せるんだ?』って聞いたら『自分で何ヶ国語話せるか数えてないから分からない』って言ってたくらいだし」 シミジミそう呟いた樹利に、 「数えてないから分からないって、雄太君らしいね」 とシンは苦笑した。 「なっ、賢いんだか、賢くないんだか」 肩をすくめながらそう言った樹利に、シンはプッと吹き出した。
/2141ページ

最初のコメントを投稿しよう!