第3話 『きまぐれな時間』

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「ちょっと樹利さん、切らないでよ!」 「そうだよ」 ブーブー声を上げるシンとルカに 「あのバカ卓也が可愛にキスするシーンなんて見られるか! 絶対見ない!マジでムカつく!」 と樹利はリモコンを手に声を上げた。 「ちょっ、樹利さん、今は若いボーヤじゃないし平気なんでしょう?」 「はあ?他の男とのキスシーンに、若いも何も関係ねぇよ」 そう言って横に座る可愛をギュッと抱き寄せた。 可愛は真っ赤になりながら、「樹利……」と苦笑した。
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