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「まったく、目も当てられないね」
と肩をすくめるルカとシンに、樹利はフンッと鼻息荒く腕を組んだ。
「目も当てられなくて結構。俺は永遠の嫁萌えだから」
そう言って抱き締めた腕に力を込めた樹利に、
「もーっ、恥ずかしいからやめて!」
と可愛は真っ赤な顔のまま声を上げ、その姿に皆で声を揃えて笑った、
きまぐれで、穏やかな日曜の午後だった。
『きまぐれな時間』
TheEND
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