第18章 『GIFT』

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真っ赤になってそう言う美咲に、シンは目を見開いた。 「…………美咲」 そっと肩を抱いて室内に招き入れると同時に、扉を閉める。 「ありがとう、美咲。 僕のことをそんな風に言ってくれるのは君だけだ」 熱っぽくそう告げたシンに、美咲は言葉を詰まらせた。 そんなことないと思う。 シン君のことを素敵だと思っている人はたくさんいるよ。 だけど、それは口にしたくない。 ……私はずるい女の子なのかな。 バツが悪いような気持ちで目を伏せていると、シンの手がそっと頬に触れた。
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