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戸惑う声も聞こえないかのように、包むように触れたシンの手の刺激に、
「あぁッ!」
と全身を貫くような衝撃と共に大きな声が出て、美咲は腰が抜けたようにその場に座り込んだ。
「だ、大丈夫?」
心配そうに顔を覗き込むいつものシンに、少しホッとしながらもこの甘い行為が中断になったことが寂しくも感じられた。
「だ、大丈夫。驚いちゃっただけ」
「ごめんね」
「あ、謝らないで……嬉しかった、から」
目をそらしながらそう言った美咲に、シンは大きく目を開いた。
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