第4話 『女子高生野々山りおの観察記録』

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なんだ、菅野君だったんだ。 ガッカリした気持ちを否めないまま、シンを見上げていると、周囲の視線を浴びていることに気がついた。 カッコイイ、という声も耳に届いた。 そう、彼のルックスは確かにいい。 でも、なんていうか……私にとって、彼は『素敵な異性』というより、『素敵な観察材料』だ。 ときめく対象ではない。
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