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「参考書を……一緒に買おうって話しになって……」
頬を赤らめながら言い訳がましくそう告げるシンに、りおは思わず笑った。
「そうなんだ、
早く待ち合わせ場所に行かないと、遅れちゃうよ」
そう声をかけると、シンは「うん」と頷いた。
「でも、樹利さんと一緒に車で来たから、早く着いちゃったんだ」
腕時計を見ながらそう言ったシンに、りおは目を輝かせて身を乗り出した。
「えっ、樹利さんもいるの?どこに?」
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