第4話 『女子高生野々山りおの観察記録』
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そんなことを思っていると、「おっ」という声と共に 「こんにちは、りおちゃん」 と頭の上で声がした。 聞き覚えのある、柔らかなトーンの声に顔を上げるなり、目に飛び込んできた樹利の姿に、驚き声を詰まらせた。 わっ、樹利さんだ。 「こ、こんにちは、樹利さん」
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