第4話 『女子高生野々山りおの観察記録』

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「そういえば、りおちゃんはレオンのファンだったよな」 その言葉に、りおは「えっ?」と目を開いたあと、すぐに我に返り『そうです、そうです』とブンブンと頷いた。 すると樹利はレオンに英語で何かを話し、レオンが小さく頷いた。 『…………』 レオンは無言で、りおの前に握手の手を差し出した。 はい? りおは何が起こったのか分からず、とりあえず差し出された手を呆然と見た。
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