第5話 『レオン・マクレガー菅野家に行く』

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自分達が並んだことで、ロビーのざわめきは強くなった。 「ちょっと、レオン・マクレガーとそのお父さん?」 「違うって、お兄さんじゃないの?」 日本語が分からないが、どうせ兄だの父だのと騒いでいるのだろう。 そんな声に樹利は楽しげに目を細め、イタズラに微笑んだ。 『さっ、行こうか、息子』 その言葉に思わず笑みが零れる。
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