天使の竪琴

第２話 『恋する夜』

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ソファーでついうたた寝し、懐かしくも切ない夢に胸を詰まらせていると、ヒヤリと冷たい感触が頬に伝わった。

「！？」

驚いて目を開けると、それは美しい金髪とクリクリと大きな青い目が視界に飛び込んできた。

「パパ、今寝てたよね？」

ルカだ。

ニッとイタズラな笑みを浮かべ、手にしていたアイスの袋を開けて、口に運んだ。