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時計を見ると、夕方の4時。
昼食後にこのソファーで本を読み始め、気が付くと眠っていたらしい。
すると、まりあがこちらに歩み寄り、ルカの鼻を軽くつまんだ。
「こらっ、ルカ。
雄太君は疲れているんだから、起こしちゃ駄目じゃない」
そう言ったまりあに、ルカは、「だって」と肩をすぼめた。
そんなルカを見て小さく笑って、頭を撫でた。
「いいんだ、まりあ。
せっかくの休み、ルカと遊んでやれなくてごめん。何かしようか」
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