第2話 『恋する夜』

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ルカ、 俺も君と同じだったんだ。 かつて、とても暗いところにいたんだよ。 もう二度と戻りたくないって、不安に駆られる君の気持ちが痛いほど分かっていた。 これから、幸せになろう。 俺とまりあと共に……。 愛らしいルカを抱き締め、優しく微笑むまりあを見詰めながら、 強くそう思った穏やかな日差しの午後だった。 『恋夜』 TheEND
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