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「ふぃ~。
食った食った~。
いつもうめぇな桜の飯は。
あんがとよ」
そういって、安斎は桜の頭をくちゃくちゃと撫でた。
「ふょ~…」
桜は気持ちよさそうに目を細めている。
「はっ!おだてても何も出ないでしゅよ~!」
我に返った桜が顔を真っ赤にして奥に引っ込んでいった。
これで昼寝ができると、目を細めながら定位置につき横になる店主。
いいのか店主。
安斎が目を閉じようとしたそのとき、カランカランと小さなベルが鳴った。
客が来たようだ。
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