01:はじまりと私

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  【新高羽(しんたかは)中学校 2年3組教室】 ───キーンコーンカーンコーン─── 「…じゃあ今日の授業はここまで!」── チャイムと教科担任が授業の終わりを告げる ──「・・この辺全然思い出せなかったな・・・」ボソッ 「…え?ここ初めて習った範囲だよ?」 私が呟いた一言に驚く友達 (・・・?   ・・・・・・あっ。) 「ぁあ、あのほら、あれだよ!やってきたの!・・予習!!」 「・・あ、そう・・・(急にどうしたんだろ…?)」 ふー。危なかった。 何とか納得してくれたみたい。 …にしても……あ、担任戻って来た。 「ホームルーム始めんぞ。さっさと席に着け」 自分の席に戻り、帰る準備…というか部活に行く準備を始める 「──(明日の事、連絡等々)──」←聞いてなかった 担任の話を聞き流す 「それじゃ、また明日。解散!」 「「「さようなら」」」 ───HR終了だ─── 「一緒に部活行こー」 友達に声をかける。 ちなみに文化系の部活である。 2年生は彼女と私の二人だけ。 出来ればあと一人欲しいところだ。 だってこのままじゃ来年部長か副部長になってしまう。 そんな重役やりたくない← ・・・そんなこんなで、部活行ってきまーす。  
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