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午後4時 男はベットから起き上がり、リビングへと向かう。 細身のあるどこにでもいそうな、平凡な体。 隈がこゆく残るその目には、一点の光もない。 そして、まだ明るくならない、部屋をリビング向けて歩き出す。 ヒタヒタヒタヒタ。 まるで、重さがかかっていないような足音。 リビングに入り男は、真っ先に冷蔵庫にむかった。
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