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「ところで…この子は誰なの?」
お母さんは首を傾げて聞いてきた。
ああ、この子は
「ユキですよ~」
そうそう…なぜか人間の姿のユキちゃんです。
「ユキちゃんねっ!これからよろしくねっ♪」
お母さん気づいてないね。
驚くだろうけど教えないと
「ユキは犬のユキだよ。」
「あら、そうなの…じゃあ改めてよろしくね。ユキちゃん。」
軽っ!
いいの!?それでいいの!?
もう少し疑おうよ!!
予想外すぎるよ!!
すると
まるで私の心の叫びを聞いていたかのように
にっこりわらって
「菜乃葉がそういうならきっと本当のことだもの」
お母さんって私のことそんなに信用してたんだ。
お母さんのことだからてっきり…
あははは…
「さすが小春さんだね。」
「うん…」
急にお母さんが口を開いた
「そういえば、菜乃葉…朝ごはんは?」
ぐぅ~
「じゃあ皆で食べましょっ♪」
「いや、私まだ返事してないから!!」
ぐぅぅ~
「クスッ…ほら、返事してる」
ちょっ!
葵!?
恥ずかしいから言わないで~///
取り敢えず話そらそう
「い、いいから早くご飯食べよ~。」
「人間のご飯初めてです~♪」
「小春さんのご飯美味しいから楽しみだな~」
な、難を逃れた…
「ぐぅ~って可愛かったです~。」
「本当っ♪可愛かったよね」
と思ったんだけどなぁ
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