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「ほ~ら、菜乃葉!私が向かえに来てあげたんだから早く学校いこっ!」
「ま、待ってよ新しい学校だから緊張してるの~!」
そう、私は今日から葵の通う学校に転入するのだ。
「元々菜乃葉の通ってた雪坂学園も桜坂学園も姉妹校じゃん!」
「雪坂は女子校じゃないもん。しかも中高一環の!!」
「大丈夫だって!私がついてるっ!
途中まで…」
「途中までって言った~!?」
ひどいよ~
見捨てるなんて!
「途中からは誰かお姉様の案内があるもん!」
「お姉様?」
「あ~、もう遅刻したらどうすんの!行きながら説明するから!」
ということで
葵と一緒に歩きながら説明を聞いているんだけど
「だから、お姉様ってゆーのは上級生のこと!」
「なるほど…」
「普段は○○お姉様って言うんだけど、誰かわからない場合お姉様って読んだりするの。あと、上級生にお姉様…この場合は特別な相手ってことね、そのお姉様をつくる人も多いよ。」
「まあ、あとは案内役のお姉様にでも聞くといいよ!」
「う、うん。」
もしかしてお姉様って……
一昨日買った漫画の…
「じゃあ、私はここで!」
いつの間にか校門近くまでついちゃったみたい
葵は凄い勢いで走ってったし時間がヤバイのかも
でも、お嬢様学校なんだから走ったら不味いんじゃ…
淑女として…
あれ?
そういえば、周りに誰もいない!!
校門まで走った。
淑女がなんだ!!
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