第一章

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みんなホモか……と考えたがそれも違うらしい。 3人はほかに彼女がいるのかもしれない。学校が違うから何とも言えないが。 「しかたねぇな。板とってくるから小樽は工具とってこい」 「やったーっ!瀬波いい人!」 「うっせぇ」 「では私は失礼します」 山田は手伝うつもりなどさらさらなく、スタスタと歩いて去ってしまった。 冷たい。 「ヨリカちゃんは用事があるからしかたいよ」 寂しい気持ちになっていると小樽が笑いながら言った。 「用事?」 俺は初耳なんだが。
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