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だが青磁はなんと答えれば分からず、思わず僕を見てくる。なんとか応えたいところだけど僕は何も応えられなかった。
「わたしが取りついた人間は否応がなしに四日で死ぬ。ただし特別サービスとしてひとり殺せば、四日命が延びる。でもさすがにそれだけじゃ可哀想だから身体能力が向上するようになっているよ?」
ジョーカーは笑い、
「さあ、これでどうだい。羽田青磁。それでもみんなが殺し合わないなんていうのかい? ちなみに僕がとりついた人間を殺せば、あたしは他の誰かに取りつくからね」
言うだけ言って、ジョーカーは鵡川の体内へと消えていく。
《さあ、ゲームスタートだ》
その言葉が全員の頭に響くとともに鵡川が立ち上がり、
「脳転機(チアフル)」
そう叫んで愉悦に笑った。まるで痛みがなかったかのように。それでも血まみれで。
どうしてこうなった、なんて当たり前の疑問を誰も答えてなどくれない。
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