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ヤッチャン。あんたがいくら張り切ろうが、その腕がカワイ子ちゃんの鳩尾に入ろうがどうでもいいが、俺には当てないでくれよ。俺だって痛いもんは、痛いんだから。
「それじゃあ行くぜぇっ!!」
そうしてヤッチャンは、ちょうど俺が後ろを通り抜けようとしていることも気にせずに、一歩足を引き、腕も同じように大きく後ろに振りかぶった。そして次の瞬間
「くはっ」
鳩尾に拳が決まった身体が文字通り宙を舞った。まあ、あんだけ強力なパンチを食らったんだ当たり前か。おーおーのびちゃって可哀想に。いや‥‥
「可哀想なんかじゃねぇか‥‥‥」
「や、ヤッチャンっ」
ようやく今置かれている状況に気付いたのか、金髪が吹っ飛んだヤッチャンに急いで駆け寄る。
「何のつもりだ。テメェ‥‥‥」
何のつもり?盛大に俺にガンくれてるみたいだけど。それはこっちの台詞だよサングラ君。
「‥‥百歩譲ってヤッチャンが振りかぶった腕が、俺の顔面にノーガードでクリーンヒットした所までは許してやろう」
「いや、それ許せるなら全部許せるだろ!?」
だがなっ!!
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