不幸の始まり~兄が大罪を背負っていた事実~

2/5
前へ
/7ページ
次へ
最近魔物がよく現れるみたい。 お兄ちゃんがやられる事はないだろうけど、それでもやっぱり少し心配だな。 ドアを叩く音がしたのでお兄ちゃんが帰って来たと思いドアを開けると、お兄ちゃんではなく白銀の鎧を身にまとった人が立っていた。 「え~と誰ですか?」 私は少し怖かったけど勇気を出して尋ねた。 「私はこの大陸を守護する神剣装者のアドルネルド・クォルランダ・レヴァンと言います。…アヴァン・レイティスは居ますか?」 お兄ちゃんを探しているの?一体なんで神剣装者がこんな田舎の村に?と色々考えてる内にお兄ちゃんが帰ってきた。 「ネルア、ただい…貴方は?誰ですか?」 「私は神剣装者のアドルネルド・クォルランダ・レヴァンと言う者だ、君を探していたんだよ」 さっき私に自己紹介した時とは全く違った、殺気がこもった雰囲気でお兄ちゃんに挨拶している。 「どうして神剣装者が僕を探して… 「七魔」 しちま?そう神剣装者が言うとお兄ちゃんが黙ってアドルネルドさんを家の裏庭に呼んでいった。 一体しちまってなんだろう? (知りたいか?七魔の事を) 突然頭の中に女の人の声が聞こえた。 「誰!?」 「私は悪魔名前は無いわ」 悪魔!?人に憑いてその人を殺すって言うあの悪魔? 「安心しなさい、私は貴女を殺す気なんて微塵もないわ、逆に助けてあげようと思ってるの…知りたいんでしょ?七魔の事」 確かにしちまについて知りたい。でも悪魔の言う事を信じていいのか迷ってしまう。 でもいつも助けてくれるお兄ちゃんの力になりたい。 「しちまについて教えてください!!」 「七魔とはある七体の悪魔を略して言うものよ…詳しい事は…そろそろあのアドルネルドっていう奴が教えてくれるでしょ」 そういうと裏庭で爆発音に裏庭で炎の柱がのぼった。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加