不幸の始まり~兄が大罪を背負っていた事実~

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「今すぐここから消えろぉぉぉぉ」 お兄ちゃんが凄く怒って最高位の魔法を沢山放ってる。 「おやおや、我を忘れて激昂してしまう程バラされたくないようですね」 さっきの声の人かな? 白銀の鎧を全て脱いで服は白銀で所々装飾されてるけど軽装になってる。 「死ねぇぇぇぇ{数多の炎よ、煉獄より出でし獄炎で全てを焼き払え、ゴット・ボルケーノ}」 アドルネルドさんの足下から紅蓮の炎が出てきてアルドネルドさんを焼き尽くしたように見えた。 「危ないですねぇ、大人しくしてもらう為に奥の手を使いますか、内力系魔法{僕に力を、破壊する術を、魔法よ、僕の身体に力を}」 アドルネルドさんは足下から現れた炎を意図もたやすく避けると、 お兄ちゃんの目の前に立った。 内力系魔法!? 内力系魔力は魔力を自分の身体に入れて五感や筋力を強制的に跳ね上がらせる特殊魔法…お兄ちゃんでも使えないのに、なんで使えるの!? 「内力系魔法だと!?」 「さぁ見せてください。貴方の中にある力の源、そこの妹さんから奪った絶対の力を!!」 今なんて? 私から奪った? 何を?力の源? (ふふふ…貴方のお兄様の強さは貴女の力を奪って手に入れた仮初めの力なのよ) 嘘、嘘だ、だって…そんな… 「お兄ちゃん今の本当なの?」 「………………」 「ねぇねぇなんで黙ってるの?」 「ごめん」 「アルドネルドさん七魔の事詳しく教えてください」 「駄目だネルア!」 「お兄ちゃんは黙って!」
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