不幸の始まり~兄が大罪を背負っていた事実~

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七魔を奪う?そんな事できるの? (普通は不可能なんだけどね、あの愚者の指輪。あれだけは出来るわ。全くこの王国の陛下はどんな奴かしら。王室が真っ赤に染まる位惨殺したいわ) 「ヒャハハハ…なんだこ~れ?周りに人間がいるぞ~」 「サタン、見てわかるだろ?我ら七魔はアヴァンの中から解き放たれたのだ」 「ヒャハハハ…あいつついに死んだのか?」 「馬鹿に説明するのだる…この場を見る限り愚者の指輪じゃん…馬鹿サタン…あ~だる」 「ヒャハハハ…ベルフェゴールは酷いねぇ」 何これ。怖い、いやそれ以上の何か わからないけど存在自体が恐怖。こんなのが私の中にいたなんて… 「素晴らしい、素晴らしい、素晴らしいぃぃぃぃぃ」 「なんだこの五月蝿い人間は?我らの機嫌が変わる前に去れ」 「七魔よ、その力を僕に貸してくれませんか?」 アルドネルドさんは本当に七魔の力を奪うつもりなんだ。 「ぶさけた事を、我ら主はアヴァンのみだ、アヴァンとは約束があるのでな」 約束?使い魔契約の事言ってるのかな? 「ならば力ずくでだ」 アルドネルドさんは今喋ってる悪魔を殴りにいった。 「人間如き我の相手ではないわ、{煉獄の焔よ、我が憎き敵を焼け、そして平伏させ、インフェルノ・オブ・ブレイズ}」 「ぐあぁぁぁぁぁぁ」 アルドネルドさんは炎と紅蓮の炎に焼かれてしまった。 「ぐふっ…中々やりますね。今の僕では七魔を従えることは出来ないですね」 「今もこれからもあり得ん、我ら七魔は絶対の強者だ。さて、元主ネルア」 「は、はい!?」
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