小説を書くコツ

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「なんか……迷惑メール来た」  私は画面を見ながら答えた。  伊達くんは、ふーんとうなずいて、ふたを開けた。中身は一面ココアパウダーで埋まっている。 「何それ」 「ティラミス」  伊達くんは嬉しそうに食べ始めた。 『from 堕天使アンシエル sub こんにちは。  話が進まないから、そっちに行きます。というわけで、私の姿をざっくりでいいから設定してください』  ざっくりって何? 名前は中2病っぽいけど、見た目フツーの人? まぁ、本当に堕天使ってことはないよね。それだったら、天使っぽく白い服で、まるっきり悪魔じゃないからコウモリみたいな羽ではなく、カラスみたいな黒い羽が生えてたりして。
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