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「制服のスカートです。」
私が普通に答えると、赤髪の人は、不思議そうに言う。
「す、すかあと?聞いたことねぇな。」
あっ、そうだ。
ここは江戸時代。
スカートなんてあるわけないよね、うん。
「とにかく、屯所まで連行だ。」
黒いポニーテールの人に言われる。
「れ、連行って…。私、何もしてません!」
私がそんな事を言っても聞いてもらえず。
「ほら、行くぞ。」
と、長髪で前髪が特徴的な人に引っ張られた。
この人、五人の中でいうと一番身長が低いな。
私は、失礼ながらそんな事を考えていた。
私、どうなるんだろう。
こうして私は、新選組の五人と一緒に屯所まで行く事になったのだ。
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