1、突然の出会い

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いきなり名前だけ言うからちょっとびっくりしちゃったよ。 「あっ、俺は原田左之助だ。」 「俺の名前は永倉新八だ。」 私は、一通りみんなの名前を聞いた。 「ねぇ、君の名前聞いてないんだけど?」 沖田さんは、こっちを、にやっとしながら見ていた。 なんか沖田さん怖いな。 とにかく、藤堂さん以外には名前を言っていなかっため、私は言う。 「私は、片原心音です。」 「へぇ。心音ちゃんね。」 そして、本題に入る。 「君は、どうしてそんな珍しい着物を着ているんだ?」 局長の近藤さんが私に聞く。 私は、正直に言うべきか迷ったけど最終的には言うことにした。 「私は、多分未来から来ました。タイムスリップっていうのがあって…。これは、私の住む時代の高校っていう学舎があるんですけど、その制服なんです。この時代では珍しいかもしれませんが。」 私は、全てを言った。
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