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「へぇー。おまえ、未来から来たのか。」
藤堂さんは、目を丸くして驚いている。
まぁ、無理もないか。
タイムスリップなんてびっくりするよな、普通。
「本当…か?」
土方さんが、静かに呟く
私には、それがとても怖かった。
「ほ、本当です。」
私は、背筋を正して真剣に答えた。
土方さんは、私が嘘ついていないと確信したのか分からないけど私を見ながらこう言った。
「まぁ、いいだろう。」
なんとか見逃してもらえたのかな。
私は、ほっと胸を撫で下ろした。
「で、この子どうするんです?土方さんは、見逃したみたいですけど、僕は未来から来たなんて信じませんよ。」
沖田さんは、顔が笑っていたが目は決して笑っていなかった。
私の心臓の鼓動が速くなる。
私は、嘘なんか言ってません。
そう言いたくても言葉が出なかった。
嘘ついてるって事になったら私、殺されちゃうのかな…。
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