1、突然の出会い

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私は、いろいろ考えた。 そして、現代から持ってきたバックからケータイなどを見せた。 「これは、現代で使われているケータイです。」 私は、願った。 信じて。私は、未来から来たんだ。 「へぇー。認めたくないけど、君は本当に未来から来たみたいだね。」 沖田さんは、そう言った やったぁ。信じてもらえた。 「でもさ、何で君ここに来たんだろうね。」 沖田さんはさらに質問をしてくる。 「わかりません。高校からの帰り道に落ちていた簪を拾ったら眠くなってきて…。気づいたらここに。私、一生戻れないんですかね。」 私は、妙に悲しくなってきた。 本当に帰れないんだろうか。 もし、そうだとしたら私はどうやって生きていけばいいんだろうか。 知り合いもいない、もちろんお金は少しだけ持ってるけど、この時代じゃ使えないだろう。 住む場所もない。この時代の事など何も知らない 馬鹿だ。こんなことになるんだったら 歴史をもっと勉強しておくべきだったかな。
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