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私は、いろいろ考えた。
そして、現代から持ってきたバックからケータイなどを見せた。
「これは、現代で使われているケータイです。」
私は、願った。
信じて。私は、未来から来たんだ。
「へぇー。認めたくないけど、君は本当に未来から来たみたいだね。」
沖田さんは、そう言った
やったぁ。信じてもらえた。
「でもさ、何で君ここに来たんだろうね。」
沖田さんはさらに質問をしてくる。
「わかりません。高校からの帰り道に落ちていた簪を拾ったら眠くなってきて…。気づいたらここに。私、一生戻れないんですかね。」
私は、妙に悲しくなってきた。
本当に帰れないんだろうか。
もし、そうだとしたら私はどうやって生きていけばいいんだろうか。
知り合いもいない、もちろんお金は少しだけ持ってるけど、この時代じゃ使えないだろう。
住む場所もない。この時代の事など何も知らない
馬鹿だ。こんなことになるんだったら
歴史をもっと勉強しておくべきだったかな。
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