1、突然の出会い

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私は、考え込んでいた。 しかし。 手に違和感を感じ、見てみると。 手には、あの時の簪が握られていた。 私は、簪をとりあえずバッグに入れる。 何故だか知らないけど、 バッグが近くに置いてあった。 きっと、私があの時に持ってたからだよね。 私は、辺りを見回した。 草原というか、森というか…。 遠くには、建物がたくさん見える。 ここは、町から外れた場所なのかな? 私は、とにかくバッグを持って適当に歩いてみた。 ジャリッー… 砂を踏む音が聞こえる。 足音だ。 …誰? 私は、はっと後ろを振り返った。
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