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私が後ろを向くと、
そこには、五人の男の人が立っていた。
何故だか分からないけど着物を着ている。
そして、腰には刀。
私は、びくっとして後ずさった。
「お嬢さん、どこの人だ?そんな珍しい着物なんか着やがって。」
五人の内の一人が言う。
この人達、ガラが悪い。
んん?
ってか、この人。
何言ってんの?
私が着てるのは制服。
着物な訳がない。
「これ、着物じゃないですよ?制服です。」
私は、自分の制服を指差しながら言った。
すると、五人全員に睨まれた。
「何言ってんだ、この餓鬼。よし、やれ!」
さっきは「お嬢さん」で次は「餓鬼」?
意味わかんね。
ってか、さっきの「やれ!」っていうのは…。
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