1、突然の出会い

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私は、江戸時代にタイムスリップしたみたいだ。 どうしよう。 パターン的にしばらく帰れないよね。 もしかしたら、一生帰れないかもしれないし。 私は、とにかく泊まるところを探す事にした。 けれど。 制服じゃ、怪しまれちゃうよね。 どうしよう。 私、もう駄目だ。 私がさっきから、立ち止まっていると 後ろから、たくさんの人の足音が聞こえてきた。 私は、なんとなく。 なんとなく、振り返る。 その人達は、浅葱色の羽織を着ていた。 浅葱色の羽織? どこかで見たような。 その羽織を着た集団は、私に向かって走ってくる。 わ、私? 私に用があるのかな?
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