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『今日はありがとうございました。ぜひ、また連れて行ってください。』
返信すると、入れ替わりのように、今度は送信者不明のメールが着た。
『From:不明
本文:昨日の日報はどうなってるの?
』
「日報?何の事」
「バイトの日報じゃないかな。昨日書き忘れて帰ったのかもね」
「いや、ないだろう。
金をもらう人間なら、しっかり書く筈だ。」
チャロはこの時、とても嫌な予感がしていた。
「そうかなぁ……、キミの考え過ぎだと思うけど。それより今日はもう寝よう!」
考え過ぎ…か。確かにそうかもしれない。
しかし、チャロはどこか腑に落ちなかった。
チャロの予感は後に、当たる事になるのを、この時の2人は知らない。
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