☆バイトはメイドで、店長は軍人系で☆

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鏡台の前で寝癖を直しながら電話するけど、急いでいるのになかなかまとまらない。 「まだ余裕はあるから、ゆっくりどうぞ」 「……なるべく急ぎますね。」 私もイッキさんの事悪く言えないな。 チャロは少しショックを覚えた。 「でも知らなかったな、君って朝弱いタイプだったんだ」 屈辱的だ。こんなまだ信用出来ない男に、こんな不覚な所を見せるなんて!! しかし、チャロは電話越しで良かったと思った。それは今赤面している所を見られなくてすんだからだ。 「いつもちゃんと1人で起きてるの? 今度抜き打ちでモーニングコールでもしようか?」 イッキさんからの願ってもない言葉だ。   
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