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シャールは爆笑していた。
御者を失った荷馬車はぐんぐん速度を上げ、更に街道すら外れ出していた。飛び降りたら間違いなくアノ世イキ……まるで棺桶に乗ってる気分だ。
「わっ、笑ってないでなんとかできんのか!?」
「あはははっ!!むりーー!!あはははっ」
シャールは無情にもそう答えると、荷台から飛び出す勢いで乗り出し、ワームがこの馬車めがけて迫り来る光景に、目を輝かせている。
アンタ楽しそうっすね……
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