鬼畜は食物連鎖の頂点らしい

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「そんなもん見たって退屈なんだから……アンタ、自分の指を2・3本折って、私を楽しませなさいよー」   はい。とんでもない提案     いただきました 「はぁ……」  俺は何も言い返す言葉がなく、ため息をつく。ふと顔を横に向け、どこまでも続く平原へ視線をやると、向こうに何やら立ち煙りが見えた。  何か巨大なモノがこちらに向かって来ているような……  いや、例えるまでもなかった。 「うっ……うわぁぁぁぁ!!」  のんびり馬車の手綱を引いていたはずの農夫のオッサンが叫び声を上げたのだ。
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