蒼い月

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「失礼致します」 突然ドアをノックする音に驚いて振り向いた。 誰? 見たことのない服装だけど? 中世のメイド服みたいな格好。 「あなたは誰?ここは何処なの?」  答えは返って来ない。 「これを。これにお召し替え下さいませ」  差し出されたのは、赤い、ドレス? 「これは何なの?」 「そのドレスに、お召し替え下さいませ」  何故? 「あの、どうしてですか?」  やはり返事は、ない。  聞こえないの?  私の声が?  募る不安…。
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