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進む内に多くの人影が見える。
静かに近づき、身を隠しながら葉月が見ると、そこには銃を持った軍服姿の人、戦車も見えた。
「……一樹あれ何だか分かる?」
「自衛隊か? ……にしちゃ服装が少し違うような……」
二人は顔を見合わせる。
互いにコクリと小さく頷く、ゆっくりと軍隊に近づき、近くで観察することにした。
自衛隊のような軍関係のものは、能力者によって早々に潰されていた筈だったからだ。
近づこうとした時、二人の肌にひんやりとした冷たい感覚が襲ってきた。
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