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~2013年9月2日 18:30~
「行くぞ葉月。時間だ……」
「うん……」
短い休みを終えて、二人は歩き出す。
「とりあえず北に向かおう。都会が一番危険だしな」
「どのくらい離れてるかな?」
「さぁね?」
様々な瓦礫を乗り越え、砂嵐のようなものが巻き起こる中、二人は進む。
砂嵐はビルの倒壊によって小さな粒が舞い散るせいで起きる。
視界は良好とは言えず、遠い場所からの襲撃には凌げそうもない。
能力者なら視界不良の中で襲撃もあり得る為に、慎重に進まなくてはならない。
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