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「永倉さん、汚い手で気安く触らないでくれませんか?七海ちゃんに菌が移ります」
素早く総司が新ぱっつあんの腕を捻り上げる。
「俺を病原体みたいに扱わないでくれよ!?」
痛さに顔をしかめる新ぱっつあんに、総司は涼しい顔で"え、違うんですか?"と返す。
その二人の脇で、
「じゃあそろそろ帰るか」
「は、はい……」
七海は左之さんに背中を軽く押されて歩き始めていた。
俺も行こーっと。
あの二人に関わってたらキリがないし。
未だにぎゃあぎゃあ騒いでいる(特に新ぱっつあん)二人を置いて駆け出した。
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