262人が本棚に入れています
本棚に追加
「「「総司!?」」」
「やれやれ。女の子一人ろくに追跡できないなんて、それでも組長ですか?」
普段通りの飄々とした様子で総司は此方を見ている。
そういえば総司も一緒に行くかと思ってたのに、屯所に居なかったんだよな。
「ってお前も結局は来たのかよ……」
「やだなぁ。三馬鹿さん達と一緒に行ったら、バレるか見失うのは分かりきった事だったから単独で行ったんですよ」
と、総司はにこにこしたまま更に新ぱっつあんにこう告げる。
「主に永倉さんが、ね」
「総司、お前は俺に何か恨みでもあるのか!?だとしたら許してほ――「で、七海は何処に居るんだ?」
左之さんは面倒臭くなった新ぱっつあんを気にせずに、総司に訊ねる。
毎度思うけど新ぱっつあんって何て言うか、総司に罵られたいの?
それとも精神力が尋常じゃなく強いのか………?
最初のコメントを投稿しよう!