幕末探偵、出動!!

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「こっちですよー」 そう言って総司は手招きをした。 …………ん? ちょっと待てよ? 「さっき"居ました"って言ったよな?」 その言い方からすると、七海はもう既に目的地に着いているのか? 「そうだけど」 「じゃ、じゃあ、七海が何をしに行ったのか分かったのか!?」 しれっと答えた総司に掴み掛かりそうな勢いで詰め寄る。 「そりゃあもう。まさかあんな事になってたなんてねぇ。あの子が惚れるのも無理は無いんじゃない?」 今なんつったぁぁぁ!? 「おい、それってつまり……」 固まっている俺に代わり、左之さんが確認するように総司に問う。
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